ケイマン諸島とフロリダ

2004/02/01 ~ 02/15

目次


目的地探し

カリブ最高の海を求めて!が合言葉。
キューバとかベリーズにも興味があったのだけれど、ビザや日程の関係で見送り。 決定したのは

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ケイマン諸島 / 旅のデータ、予算など

ケイマン諸島 Cayman Islands に関する旅行記なんかは日本のネット上に少ないので、情報提供を意識した旅行記形態にしました。

<交通>

飛行機チケットはフレキシブルな日程にするためバラバラに手配。
税等込みでだいたい
日本 <-2/1(日)-2/15(日)-> マイアミ 5.5万円 Delta
マイアミ <-2/4-2/13-> グランドケイマン 3万円 American Airline
グランドケイマン -2/7-> ケイマンブラック -2/11-> リトルケイマン -2/13->グランドケイマン 2万円 Island Air

といったところ。それぞれ Excite、Travelocity、公式HP から購入
日本はオフシーズンなので日曜発でもまあまあ安い。USからはオフシーズンの夏ならもっと安くなるだろう。
本島 7 miles beach 上空より
他のルートとしては、メキシコシティ、カンクンからなんかが日本からはよさそう。

本島はホテルが迎えをよこさなければ、空港からの足はタクシーかレンタカーのみ。徒歩は無理。レンタカーは運転認定だけにお金を取るし、タクシーは相乗りでも 15 分の道のりに $25 と高い。

しかし、島の西部、メインストリートを南北に走るバス(実体はワゴン車)は好きなところで乗降できて、2.5$と良心的。道をとぼとぼと歩いているとクラクションで呼んでくれることが多いので、手を上げてとめよう。「とぼとぼ」歩くのがポイント。運ちゃんが夜は21時までと言っていたので注意。

島をあちこち移動したいならレンタカー必須。ハイシーズンでも1日$60~といった感じ。レンタカーの料金はさすがは北米圏、高くない。 空港からの足は離島では宿泊先頼みが普通。そびれたらタクシーもほぼいないのでレンタカーを借りるしかないけれど、宿を取らずに離島に来る人もいないだろうから、呼ぶのが吉。

島内の移動は、宿の人に頼めば多くの場合送り迎えをしてくれるので頼るとよい。レンタカーももちろん頼める。自転車が自由に使えるところも多いようだけれど、どちらの離島も自転車で一周はきつい大きさだ。

<宿>

物価高の根源は宿に尽きる。この島に安宿はない(探した限り)。$200 出してやっと普通の場所に泊まれるくらい。タックスへイブンのこの島で、観光客だけはこの物価に加えての2桁のホテル税、サービス料、チップでこの島の財政を支えるのだった。

離島は宿に選択肢がないので予約してこないと、ほんとに野宿になるかもしれない。私の泊まったところは、ハイシーズンという割には空いていたけれど。
夏と冬で値段が結構違うので、ベストシーズンでもある夏に行く方が断然よい(ゴールデンウィークくらいからローシーズン)。でもハリケーンシーズンは外さないと洒落にならんかもしれない。

Cayman Brac 宿付属のアウトドアバーより
今回の宿は

グランドケイマン:Discovery Point Club 3泊 700$くらい?
中の下クラスの部屋の素泊まりとしては驚きの値段である。それでいて部屋から海が見えない。

ケイマンブラック: Divi Tiara Beach Resort 4泊13食6ダイブ : 1000$くらい?
オールインクルーシブで設備もサービスも良いしダイビングも充実。ナイターでテニスも出来た。お勧めできる。

リトルケイマン:Sam McCoy's 2泊6食4ダイブ : 550$-
値段に対する設備、サービスはおそらく世界最悪レベル。ロケーション命。

と、長いたび人生の中で人生最高第3位までの高額宿独占だった。今まで泊まってきたところが安宿ばっかだったから、感覚が麻痺しているだけで普通なのかな。

<食>

US と基本同じ感じ。漁や農業が発達しているわけではないし、郷土料理があるわけでもないので(カリビアンロブスターは食べれるらしい)、ならではの食事には期待できない。ケンタッキーなんかもある。値段は、ちょうど1ケイマン$=1.25US$ のレートくらい北米より高い。
スーパーに行くとローカルな魚が売っていたりするので、野外で焼いて食べるのも楽しい。私もタイだったかに挑戦したけれど、パサパサしてまずかった・・・。

離島はまず宿が食事つきなので悩む必要はない。レストランもスーパーもないに等しい。ケイマンブラックではシェフの用意したビュッフェ形式で、味付けはアメリカンだけどまずまずのものがたっぷり食べれたが、リトルケイマンでは家庭的、と言いたいところだけれどインスタントな感じのまず飯だった。

総じて食事には期待しない方がよいだろう。

<ダイビング>

どこも1ダイブ$50、2ダイブ90$くらいと普通。でも、レンタル機材が高い。1セット丸々借りたら1日$50いく。宿でパックを用意しているところが多い。それほど安くならなくとも楽でよい。スティングレイシティは若干高めで、曜日によってポイントに行ってよいサービスが違うようなので、ダイビングできる日程が限られている場合には注意が必要。

日本語しゃべれる人は本島にのみ1人(?)。水中でのケアもあまりない。なので、ポイントの説明を英語でちゃんと聞けなかったり、スキルに自信がなかったらダイブマスターに「自信がないからついていかせて」と予め言っておくのが吉。

ダイビングボートを自前で持っている宿が多い。行き先の違うボートのどちらに乗るか選べたりする

<通貨>

どこでも米$が固定レートで通用するので、ケイマン$を持つメリットはない。コインに海ガメやロブスターが彫ってあるので、お土産にはいいかも。カード流通度は当然バカ高

総括

なんのかので15日間(内移動約3日)で40万円超えた。
アメリカの都市発の格安ツアーは条件があえばかなりお得だが、日本からのツアーでは、あんまり安くはならないと思う。そもそもツアーは少ない。
ファンダイビングを 11本潜ったとはいえ、東南アジア周遊は2倍の期間で、ダイビング免許を取っても 15 万円だったことを考えるとすごい格差を感じてしまう。

島独自の文化やらがあるわけではなく、日本(アジア)からわざわざ来る人はほとんどいないようで、ケイマンでアジア人旅行者の姿を見た記憶がない。頑張ってここに来る価値があるか?というところには、今の私では明確な答えが出せない。
もっとたくさんの海を見たら、ケイマンの価値をもう少し客観的に判断できる。しかし、いまのとこ、グアム、グレートバリアリーフより頭一つ出た海がある、ということが言えるくらいで、日本から行くことを積極的に勧めはできない。
きっと、パラオやモルジブの海を見たら、まっとうな評価が下せるようになるだろう。

その後でも、人生で最高だった海と野生動物たちを私がエンジョイしたという事実は残り続けるのだけれども。