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イスラエル

国境越え
ジェリコ~エルサレム
ベツレヘム~アンマン

イスラエル Israel


イスラエル
(一般に認知されている中では少なくとも)世界で一番の聖地密集地。 世界3大宗教のうちの2人の至高の聖者の昇天の地にして、4宗教の聖地となるエルサレム。そこから程近いベツレヘムはクリスマスに世界中で語られるお話の舞台。世界の創生と終焉の舞台。来るべき千年紀に永遠の命を人に授ける命の樹の生える場所。教会学校に通って聖書の世界に触れていた私はいつの日にかその舞台を見てみたいと思っていた。少年の感性と青年の理性とが否定した聖書の話も、その場所にいけば「何か」が降りてきて私を変えてしまうのではないか、というようなことを心の中のどこかで期待していたりした。

ヨルダンで思いの他 効率よく見たかった場所をまわれてしまったため、2日半ほどの余裕ができた。アンマンからイスラエルへの国境は近い。次にいつ来るのか?来ようと思うのか?ということを考え、日程的にかなりの強行軍だが、エルサレムとベツレヘムに行くことにした。

期せずして訪れたこの機会。本当は聖書を読み直したりしてからゆっくりと来たかった場所であるが、何か惹かれるものがあればまたくるだろう、と思った。

X'mas休暇のためどの宿も特別料金(平常時の2倍ほどにもなる!)を設定するほど観光客が多かった。どの宿も空室が多かったヨルダンやエジプトと大違い。 日本人ほど欧米人はイスラエルをテロが怖い国とは捕らえていないのかもしれない。確かにテロは各地で起こっているが、今のところ、観光名所になるようなところではあまり起こっていない。たとえばエルサレム。ここは本当に重要な地であるがため、「ここで何か起きたらかろうじて保たれている均衡は壊れ、応酬合戦ですべてがご破算になる」という認識を皆が持っているからか、表向き平和が保たれているようにみえる。

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