<目的>
・ 五嶋みどりのコンサートを聴く
・ ブロードウェイを見る 定番!
・ エンパイアステートビルに登って夜景を見る 定番!
主なトピック ・ 今更だけど 天気は大事 ・ 国連たのむぜおい ・ ブロードウェイ 悪くないどころかよいではないか ・ 詐欺師にも慣れたかな ・ 五嶋みどり≠貞子 ・ 狂信教会潜入。おそろしや一日目:3/29(土) またチャイナタウンを結ぶバスに乗る。 前の方に座っていた中国人の子供二人が「ワン・ツー・スリー・ツー!」という 掛け声を発するゲームで盛り上がり続けている。 どんなゲームだろうと思って見てみると、普通のじゃんけんだった。 じゃんけんであれだけ盛り上がれる彼らに栄光あれ。 9時前到着。 チャイナタウンから近いイーストリバーサイドを散歩してみた。 アメリカ人がジョギングしているのに逆らい、複数の中国人が後ろ向きに歩く というエクササイズを行っていた。 栄光あれ。
この10分後までは天気がよかった。
ブロードウェイのミュージカルももうそろそろ見とかねばなと当日券売り場にいくも すごい混雑(ここはいつも混んでるらしい。NY 初日はブロードウェイがストで中止 だったからガラガラだったにすぎなかった)。 並びたくないので去り、前回に続き国連へ。 今回は内部見学ツアー。ガイドつきでしか中は見れない。 $12 も払って国連の仕事の宣伝を聞くのもなんだか、という感じ。 国連負担金は、US 22%、日本 20%、ドイツ9%(ちなみに中国は 1.5%、ロシアは 1.2% とか)・・・といった説明があったが、US が国連が自国の提案をのまないから といって負担金を滞納し続けているとかいう話はもちろんしないし、イラク問題に ついても触れない。 施設を生で見ることに意義があるのだろうけど、自分で情報集めて国連の実体を知る 行為のほうが幾分にも面白かろうだ。 ともかくも、日本は国連への投資対効果が群を抜いてマイナスの超利他国家という 事が分かって満足・・・というわけにはいかず、いいようにカモられている印象。 US 滞納金にまつわる話を知ると、誰もがこの国に対して嫌悪をきっと抑えられない と思う。(ここ とか分かりやすい) 今回のイラク攻撃の件で、国連の威厳がなくなった。この状況は国際連盟崩壊の 状況に似ていて、不吉だ。
国連内部におなじみのセリフが。ここが発祥だったのか?
と思いつつセントラルステーションで道草食って、開戦直後よりだいぶポリス密度の 低いタイムズスクエアへ。道中、反戦デモに出会った。 人ごみの中歩いていると、後ろから誰かがぶつかって、なにかを落とした。 振り返るとメガネを拾っている黒人。 どうせ壊れたから弁償しろと言ってくる詐欺師だろうと思って無視して歩いて いたら、案の定肩を叩かれ、壊れたメガネを見せてくる。 ・・・あんな落下でこんな割れ方?!・・・演技も小道具もお粗末すぎたので、ちょっと 笑ってしまった。 「Couldn't」と言って立ち止まりもしなかったら追って来なかった。 PM1時頃には列も随分減っていた。5分ほど並んでPM2時開演のチケットを購入。 まだ15 種類くらいから選べる状況だった。 半額で $47.5 だから元のチケットは結構高い。 待つ間、名物の屋台のプリッツェル(ハート型の堅いパンみたいなの)を食してみたが、しょっぱくてまずい。 塩の塊をそぎ落としても焼け石にお湯。味も食感も匂いもおしゃれ度も×。 さらばプリッツェル、君を食す日は二度と訪れないだろう。 そして、ミュージカル。 唯一映画を見ていてストーリーを知っていたので「美女と野獣」を選んだのだが、正解だった。 分かりやすい内容とはいえ、ちゃんと聞き取るにはそこそこ英語力がいる。 それに、音楽、動き、セットがとてもうまく映画通りに再現されているのがまた見所だったので。 舞台はとても素晴らしかった。 歌+伴奏の生音楽もよかったし、踊りもセットもさすがの完成度の高さ。 予期せぬ感動だった。 劇場を出ると、向かいで誰かの出待ちをしているらしき人の群れがいた。 特にやることもなかったので、川で夕日でも眺めるかと西へ。 そこには戦闘機満載の空母があった。 イントピレッド美術館。兵器の展示がされているようだ。 興味がなくもなかったが、クロージングタイム。
ぽっかり浮かんだ待望の青空だが、左上は傘
夕日どころか雨が降ってきた。風も強まってきた。かなり寒い。 NY では天候に恵まれたためしがない。すごすご退散。 なんのかので 19:30 のコンサート。もうカーネギーホールも常連気分。 客席は8~9割埋まり。やはり日本人多し。 五嶋みどりはイメージと違って情熱的な弾き方だ。 直立不動演奏タイプかと思っていた。 $32 の安い席だったので休み時間にもうちょっと近くの空き席にワープ。 それでもこれほどに双眼鏡を愛しく思った日はなかった。頼りになるぜおめー。 彼女、さすがに上手い。 けれどあまり好みではなかった。音質(強音とビブラート)と印象。 メインは大好きなベートーベンのクロイツェル・ソナタだったのだけれど、なんか 冷たい感じで、ベートーベンという感じがしない。 SCHNITTKE のソナタ1番はよかった。現代曲向きなのかも。 五嶋みどりの生を聴けたのでとにかくも満足。 現代曲も好きになってきた。 仰ぎ見ればエンパイアステートビルは雲の中。 明日、夕日~夜景を見ることができることを期待してさっさと寝るべと思い、 ビールを買って(購入にパスポート見せないとだめだった)宿へ。 今日の朝確保した宿は先週と同じ。別に日本人だらけじゃなかった。
こんな部屋。シーツは黄色く汚れていた。
4人部屋は他に誰もいない。 ドイツ語をしゃべる3人の声で一瞬起きた。 寒いのに彼らは窓を開けてから床についた。さすがのドイツ人に負けた。二日目に飛ぶ